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概要

Seasar2の基本的な セットアップ をした後に、 JDBCのセットアップ をします。

S2JDBCの設定は、s2jdbc.diconに対して行ないます。 s2jdbc.diconは、S2Tiger-2.4.x.zipを解凍してできたs2-tigerのsrc/test/resourcesにあるので、コピーしてCLASSPATHに含めます。

s2jdbc.diconの中身は、次のようになっているので、 dialectプロパティをお使いのデータベースにあわせて書き換えます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE components PUBLIC "-//SEASAR//DTD S2Container 2.4//EN"
    "http://www.seasar.org/dtd/components24.dtd">
<components>
    <include path="jdbc.dicon"/>
    <include path="s2jdbc-internal.dicon"/>
    <component name="jdbcManager"
      class="org.seasar.extension.jdbc.manager.JdbcManagerImpl">
        <property name="maxRows">0</property>
        <property name="fetchSize">0</property>
        <property name="queryTimeout">0</property>
        <property name="dialect">hsqlDialect</property>
        <property name="allowVariableSqlForBatchUpdate">true</property>
    </component>
</components>

maxRows, fetchSize, queryTimeout は、JdbcManagerのデフォルト値になります。個別のクエリの呼び出し時に上書きすることもできます。 最大行数フェッチサイズクエリタイムアウト を参照してください。

allowVariableSqlForBatchUpdate は、 SQLファイル を使った バッチ挿入・更新・削除 でIFコメントや埋め込み変数コメントの使用を許可するかどうかを指定します。詳細は バッチ挿入・更新・削除 を参照してください。

s2jdbc.diconは、app.diconでincludeします。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE components PUBLIC "-//SEASAR//DTD S2Container 2.4//EN"
	"http://www.seasar.org/dtd/components24.dtd">
<components>
    <include path="convention.dicon"/>
    <include path="aop.dicon"/>
    <include path="s2jdbc.dicon"/>
</components>

ダイアレクト

ダイアレクトは次のものが用意されています。サフィックスは、 SQLファイルのパス を決めるところで使われます

名前 説明 サフィックス
db2390Dialect DB2/390 _db2
db2400Dialect DB2/400 _db2
db2Dialect DB2 _db2
derbyDialect Derby _derby
firebirdDialect Firebird _firebird
h2Dialect H2 _h2
hsqlDialect HSQLDB _hsql
interbaseDialect Interbase _interbase
maxdbDialect MaxDB _maxdb
mssql2005Dialect MS SQL Server (2005以降) _mssql
mssqlDialect MS SQL Server (2000以前) _mssql
mysqlDialect MySQL _mysql
oracleDialect Oracle _oracle
postgre81Dialect PostgreSQL (8.1以降) _postgre
postgreDialect PostgreSQL (8.0以前) _postgre
sqliteDialect SQLite _sqlite
standardDialect どれにも当てはまらないときに選ぶ標準的なダイアレクト
sybaseDialect Sybase _sybase

Eclipseのフォーマッタ

S2JDBCの「流れるようなインターフェース」を使ったソースの可読性はソースのフォーマットに影響されます。 Eclipseを使っている場合は、次のようにフォーマッタを設定すると読みやすくなります。

  • ワークスペースの設定を変更するには[Window]-[Properties]でダイアログを開き、左のペインで[Java]-[Code Style]-[Formatter]を選択し、右のペインで[Edit]ボタンを押します。
  • プロジェクトの設定を変更するには[Project]-[Properties]でダイアログを開き、左のペインで[Java Code Style]-[Formatter]を選択し、右のペインで[Edit]ボタンを押します。
  • 上のタブで[Line Wrapping]を選択します。
  • 左のペインのツリーで[Function Calls]を選択し、[Line wrapping policy]で[Wrap all elements, every element on a new line]を、[Indentation policy]で[Indent by one]を選択します。
  • ツリーで[Expressions]を選択し、[Line wrapping policy]で[Wrap all elements, every element on a new line]を、[Indentation policy]で[Indent by one]を選択します。