説明
概要
条件クラス(Conditionクラス)を生成します。 条件クラスはタイプセーフな問い合わせに使用できます。 ただし、タイプセーフな問い合わせには条件クラスよりも名前クラス(Namesクラス)を利用することを推奨します。 名前クラスはGen-Names タスクにより生成されるクラスです。
パラメータ
Antタスクへのパラメータを以下に示します。
トップレベルのパラメータ
| 属性 | 説明 | デフォルト値 | 必須 |
|---|---|---|---|
| classpathDir | エンティティクラスを含むクラスパスのディレクトリです。このディレクトリはタスクの実行時のクラスパスに含まれている必要があります。 | - | YES |
| rootPackageName | ルートパッケージ名です。 | "" | NO |
| entityPackageName | エンティティクラスのパッケージ名です。エンティティクラスは、rootPackageNameとこの値をピリオドで連結したパッケージに配置されているとみなされます。 | "entity" | NO |
| entityClassNamePattern | このタスクで対象とするエンティティクラス名の正規表現です。 | ".*" | NO |
| ignoreEntityClassNamePattern | このタスクで対象としないエンティティクラス名の正規表現です。 | "" | NO |
| conditionPackageName | 条件クラ条件クラスのパッケージ名です。条件クラスは、rootPackageNameとこの値をピリオドで連結したパッケージに配置されます。 | "condition" | NO |
| conditionClassNameSuffix | 条件クラス名のサフィックスです。 | "Condition" | NO |
| conditionTemplateFileName | 条件クラスのテンプレートファイル名です。 | "java/condition.ftl" | NO |
| templateFileEncoding | テンプレートファイルのエンコーディングです。 | "UTF-8" | NO |
| temptemplateFilePrimaryDir | テンプレートファイルを検索する際の優先ディレクトリです。 | - | NO |
| javaFileDestDir | Javaファイルの出力先ディレクトリです。 | "src/main/java" | NO |
| javaFileEncoding | Javaファイルのエンコーディングです。 | "UTF-8" | NO |
| overwrite | "true"の場合、条件クラスのJavaファイルを上書きします。 | "true" | NO |
| configPath | JdbcManagerのコンポーネント定義を含む設定ファイルです。このタスクの実行に使用されます。 | "s2jdbc.dicon" | NO |
| env | 環境名です。 | "ut" | NO |
| jdbcManagerName | JdbcManagerのコンポーネント名です。接続先のデータベースはJdbcManagerのコンポーネント名によって決まります。 | "jdbcManager" | NO |
| factoryClassName | S2JDBC-Genの公開されたインタフェースの実装を作成するファクトリのクラス名です。S2JDBC-Genをカスタマイズする場合に独自のファクトリクラスを指定できます。ここに指定するクラスはorg.seasar.extension.jdbc.gen.internal.factory.Factoryインタフェースを実装している必要があります。 | "org.seasar.extension.jdbc.gen .internal.factory.FactoryImpl" |
NO |
| commandInvokerClassName | S2JDBC-Genのコマンドを呼び出すクラスの名前です。コマンドの呼び出し前後で任意の処理を実行したい場合に指定します。ここに指定するクラスはorg.seasar.extension.jdbc.gen.command.CommandInvokerインタフェースを実装している必要があります。 | "org.seasar.extension.jdbc.gen .internal.command.CommandInvokerImpl" |
NO |
| classpath | このタスクを実行する際のクラスパスです。 | - | classpathrefが指定されていない場合YES |
| classpathref | このタスクを実行する際のクラスパスの参照です。 | - | classpathが指定されていない場合YES |
例
ルートパッケージを指定する
ルートパッケージに"examples"を設定してタスクを実行します。
<gen-condition
classpathDir="build/classes"
rootPackageName="examples"
classpathRef="classpath"
/>
独自のテンプレートファイルを使用する
任意のディレクトリに独自のテンプレートファイルを置き、templateFilePrimaryDir属性にそのディレクトリを指定することで、 独自のテンプレートファイルを使用できます。
S2JDBC-Genのテンプレートは、配布ファイルのresources/tempaltesディレクトリ以下にあります。 条件クラスのテンプレートはjava/condition.ftlになります。 これをコピーして、修正を加えるのが良いでしょう。 テンプレートの記述方法についてはFreeMarker のドキュメントを参照してください。
テンプレートファイルを格納するディレクトリをmytempletesとする場合、 修正した独自テンプレートを使用するにはテンプレートをmytempletes/java/condition.ftlと配置し、templateFilePrimaryDir属性にmytempletesを指定します。
<gen-condition
classpathDir="build/classes"
rootPackageName="examples"
templateFilePrimaryDir="mytempletes"
classpathRef="classpath"
/>
mytempletes/my-condition.ftlのように、テンプレートファイルを任意の名前で配置したい場合は、 templateFilePrimaryDir属性に加え、conditionTemplateFileName属性も指定します。
<gen-condition
classpathDir="build/classes"
rootPackageName="examples"
templateFilePrimaryDir="mytempletes"
conditionTemplateFileName="my-condition.ftl"
classpathRef="classpath"
/>
生成するJavaファイルに共通のヘッダーとしてコピーライトを含める
lib.ftlというファイルを作成し、これをtemplateFilePrimaryDir属性に指定するディレクトリに配置します。 lib.ftlには次のようにcopyrightの定義をします。
<#assign copyright> /* * Copyright 2008-2009 ... * All rights reserved. */ </#assign>
<gen-condition
classpathDir="build/classes"
rootPackageName="examples"
templateFilePrimaryDir="mytempletes"
classpathRef="classpath"
/>
copyright.ftlにコピーライトを記述することもできます(過去バージョンとの互換機能として残されています)。 copyright.ftlを使う場合は、#assignタグを使わずコピーライトのみを指定してください。 lib.ftlと同様、copyright.ftlはtemplateFilePrimaryDir属性に指定するディレクトリに配置する必要があります。
生成するJavaファイルにauthorを指定する
lib.ftlというファイルを作成し、これをtemplateFilePrimaryDir属性に指定するディレクトリに配置します。 lib.ftlには次のようにauthorの定義をします。
<#assign author="Nakamura">
<gen-condition
classpathDir="build/classes"
rootPackageName="examples"
templateFilePrimaryDir="mytempletes"
classpathRef="classpath"
/>
