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説明

概要

サービスクラス(Serviceクラス)に対するテストクラスを作成します。 サービスクラスとは、Gen-Service タスクによって生成されるクラスです。

例えば、次のようなコードを生成できます。

/**
 * {@link AddressService}のテストクラスです。
 * 
 * @author S2JDBC-Gen
 */
public class AddressServiceTest extends S2TestCase {

    private AddressService addressService;

    /**
     * 事前処理をします。
     * 
     * @throws Exception
     */
    @Override
    protected void setUp() throws Exception {
        super.setUp();
        include("app.dicon");
    }

    /**
     * {@link #addressService}が利用可能であることをテストします。
     * 
     * @throws Exception
     */
    public void testAvailable() throws Exception {
        assertNotNull(addressService);
    }
}

これはサービスクラスAddressServiceに対するテストクラスです。 testAvailableメソッドは次のことを確認します。

  • サービスのコンポーネント(この例ではaddressService)がS2コンテナにデプロイされること
  • サービスのコンポーネント(この例ではaddressService)に必須のコンポーネント(jdbcManagerなど)が設定されること

テストクラスは、自由に修正して利用できます。

パラメータ

Antタスクへのパラメータを以下に示します。

トップレベルのパラメータ

属性 説明 デフォルト値 必須
classpathDir エンティティクラスを含むクラスパスのディレクトリです。このディレクトリはタスクの実行時のクラスパスに含まれている必要があります。 - YES
rootPackageName ルートパッケージ名です。 "" NO
entityPackageName エンティティクラスのパッケージ名です。エンティティクラスは、rootPackageNameとこの値をピリオドで連結したパッケージに配置されているとみなされます。 "entity" NO
entityClassNamePattern このタスクで対象とするエンティティ名の正規表現です。 ".*" NO
ignoreEntityClassNamePattern このタスクで対象としないエンティティ名の正規表現です。 "" NO
servicePackageName サービスクラスのパッケージ名です。サービスクラスは、rootPackageNameとこの値をピリオドで連結したパッケージに配置されているとみなされます。 "service" NO
testClassNameSuffix テストクラス名のサフィックスです。 "Test" NO
useS2junit4 "true"の場合、S2JUnit4 を使ったテストコードを生成します。"false"の場合、S2Unit を使ったテストコードを生成します。 "false" NO
templateFileName テストクラスのテンプレートファイル名です。 "java/servicetest.ftl" NO
templateFileEncoding テンプレートファイルのエンコーディングです。 "UTF-8" NO
templateFilePrimaryDir テンプレートファイルを検索する際の優先ディレクトリです。 - NO
javaFileDestDir Javaファイルの出力先ディレクトリです。 "src/test/java" NO
javaFileEncoding Javaファイルのエンコーディングです。 "UTF-8" NO
overwrite "true"の場合、テストクラスのJavaファイルを上書きします。 "false" NO
appConfigPath サービスのコンポーネント定義やS2JDBCの設定ファイルを含むアプリケーション用の設定ファイルです。S2Unitを使用するテストコードではこの設定ファイルがincludeされます。S2JUnit4を使用する場合は、ここに指定する設定ファイル相当がs2junit4.diconにより自動includeされなければいけません。 "app.dicon" NO
configPath JdbcManagerのコンポーネント定義を含む設定ファイルです。このタスクの実行に使用されます。 "s2jdbc.dicon" NO
env 環境名です。 "ut" NO
jdbcManagerName JdbcManagerのコンポーネント名です。接続先のデータベースはJdbcManagerのコンポーネント名によって決まります。 "jdbcManager" NO
factoryClassName S2JDBC-Genの公開されたインタフェースの実装を作成するファクトリのクラス名です。S2JDBC-Genをカスタマイズする場合に独自のファクトリクラスを指定できます。ここに指定するクラスはorg.seasar.extension.jdbc.gen.internal.factory.Factoryインタフェースを実装している必要があります。 "org.seasar.extension.jdbc.gen
.internal.factory.FactoryImpl"
NO
commandInvokerClassName S2JDBC-Genのコマンドを呼び出すクラスの名前です。コマンドの呼び出し前後で任意の処理を実行したい場合に指定します。ここに指定するクラスはorg.seasar.extension.jdbc.gen.command.CommandInvokerインタフェースを実装している必要があります。 "org.seasar.extension.jdbc.gen
.internal.command.CommandInvokerImpl"
NO
classpath このタスクを実行する際のクラスパスです。 - classpathrefが指定されていない場合YES
classpathref このタスクを実行する際のクラスパスの参照です。 - classpathが指定されていない場合YES

ネストした要素として指定されるパラメータ

jvmArg

このタスクの大部分の処理は別VMで行われます。VMに引数を渡す場合は<jvmarg>要素を使用します。 これはAntのJavaタスクで使用できる<jvmarg>と同じです。 使用可能な属性やネストした要素についてはAntのドキュメントを参照してください。

ルートパッケージを指定する

ルートパッケージに"examples"を設定してタスクを実行します。

<gen-servicetest
    rootPackageName="examples"
    classpathRef="classpath"
/>

独自のテンプレートファイルを使用する

任意のディレクトリに独自のテンプレートファイルを置き、templateFilePrimaryDir属性にそのディレクトリを指定することで、 独自のテンプレートファイルを使用できます。

S2JDBC-Genのテンプレートは、配布ファイルのresources/tempaltesディレクトリ以下にあります。 サービスのテストクラスのテンプレートはjava/servicetest.ftlになります。 これをコピーして、修正を加えるのが良いでしょう。 テンプレートの記述方法についてはFreeMarker のドキュメントを参照してください。

テンプレートファイルを格納するディレクトリをmytempletesとする場合、 修正した独自テンプレートを使用するにはテンプレートをmytempletes/java/servicetest.ftlと配置し、templateFilePrimaryDir属性にmytempletesを指定します。

<gen-servicetest
    classpathDir="build/classes"
    rootPackageName="examples"
    templateFilePrimaryDir="mytempletes"
    classpathRef="classpath"
/>

mytempletes/my-servicetest.ftlのように、テンプレートファイルを任意の名前で配置したい場合は、 templateFilePrimaryDir属性に加え、templateFileName属性も指定します。

<gen-servicetest
    classpathDir="build/classes"
    rootPackageName="examples"
    templateFilePrimaryDir="mytempletes"
    templateFileName="my-servicetest.ftl"
    classpathRef="classpath"
/>

生成するJavaファイルに共通のヘッダーとしてコピーライトを含める

lib.ftlというファイルを作成し、これをtemplateFilePrimaryDir属性に指定するディレクトリに配置します。 lib.ftlには次のようにcopyrightの定義をします。

<#assign copyright>
/*
 * Copyright 2008-2009 ...
 * All rights reserved.
 */
</#assign>
mytempletes/lib.ftlと配置する場合、タスクの定義は次のようになります。

<gen-servicetest
    classpathDir="build/classes"
    rootPackageName="examples"
    templateFilePrimaryDir="mytempletes"
    classpathRef="classpath"
/>

copyright.ftlにコピーライトを記述することもできます(過去バージョンとの互換機能として残されています)。 copyright.ftlを使う場合は、#assignタグを使わずコピーライトのみを指定してください。 lib.ftlと同様、copyright.ftlはtemplateFilePrimaryDir属性に指定するディレクトリに配置する必要があります。

生成するJavaファイルにauthorを指定する

lib.ftlというファイルを作成し、これをtemplateFilePrimaryDir属性に指定するディレクトリに配置します。 lib.ftlには次のようにauthorの定義をします。

<#assign author="Nakamura">
mytempletes/lib.ftlと配置する場合、タスクの定義は次のようになります。

<gen-servicetest
    classpathDir="build/classes"
    rootPackageName="examples"
    templateFilePrimaryDir="mytempletes"
    classpathRef="classpath"
/>